「世界一受けたい授業」の情報
『いじめ探偵のいじめ解決術』
番組で「いじめ探偵」と称されていた私立探偵 阿部泰尚(ひろたか)先生が教えてくれた、いじめの解決術やいじめの対処法です。
未成年のいじめに探偵が入るというのは大袈裟な気もします。しかし、証拠がないと学校は動けないと言われるケースがかなり多いらしく、先生は調査をする中でいじめは探偵という中立な第三者がいなければ解決しないケースがあると思うようになったそうです。
いじめは最早、学校だけでは解決できない問題になっています。いじめを立証するのが難しく学校がとりあってくれないケースも多々あります。学校にいじめを認めさせるには証拠が必要、そこで探偵の力が必要になります。
携帯・パソコン等によるネットいじめの対処法
最近急増しているいじめが、携帯やパソコンを使ったネットいじめです。LINEなどのSNSで誹謗中傷を受けるネットいじめネットいじめの被害にあった時は、その文面を撮影して残すことが重要です。
いじめられている子供の親が学校に「うちの子がいじめられている」と訴えたとしても学校側も何をどう調べたらよいのか分からず対処してもらえない事もあります。
そこで必要なのが証拠です。
いじめを受けているわかる文面など、必ず日時が分かるように写真を残して下さい。
いじめを受けている子が見せる日常の変化
いじめられている子供はの多くは、親にいじめを隠す傾向があります。◯◯君と遊びに行ってくると言っていた子供が、友達と遊びに行ってくると具体的な名前をいわなくなったら要注意です。
暗かった子供が急に明るくなった時も要注意です。
いじめを受けている子供は親に心配を掛けたくないと思い、わざと明るく振る舞うケースが多いそうです。
いじめ探偵のいじめ解決術
実際にあったいじめのケース⇒加害者は誰もが知る学校一の優等生だったので、いじめられていると言っても誰もしんじてくれません。
そこで、いじめ探偵がとった行動はカバンい隠しカメラ、ベルトのバックルにはレコーダーを仕込み、いじめの実態を記録する事に。
誰にやられているかを明確に記録。この記録がきっかけとなり、学校もきちんと対応、じめを解決することが出来たそうです。
いじめ探偵のいじめ対処法
子供のいじめが発覚した時、学校に怒鳴り込んでいく親も多いそうです。しかし、これはNG!やってはいけません!
アポを取らず突然押しかけるとモンスターペアレントと思われ相手にしてもらえないケースも多いそうです。
最も良い方法は、朝10時に学校に電話を掛けること!
朝10時頃は、教頭は副校長が電話対応してくれる場合が多く、学校側にいじめを認識してもらいやすくなります。
学校を訪問する場合は、まずアポを取ってから、きちんと話し合いの場を設ける事が重要です。
いじめられている子供に言ってはいけないNGワード
「どんな事があってもアナタの味方だからね」
励ましたいという思いからの言葉でも、これを言うと逆に関係が悪くなってしまうそうです。子供は親や大人をよく見ています。普段使わない言葉を急に言うと子供にはウソっぽく聞こえてしまうのです。
普段から「アナタの味方」と言っている人は少ないはず、まずは「どうした?」「大丈夫か?」と声を掛けて一緒に対策を話し合うことが大事です。
「強くなっていじめたヤツを見返してやれ!」
この言葉はいじめの初期段階では有効な場合もあるそうですが、不登校になっている子には相手を見返すことに諦めがあるので、逆に追い詰めてしまう事になります。
『いじめ探偵の信念』
いじめで探偵を雇うのは大袈裟と言う人もいますが、それは他人事だから言えることです。子供が自殺してからでは遅いのです。
いじめ探偵こと私立探偵 阿部泰尚氏は、いじめの調査は無償でやっているそうです。相談者に負担がかからないように基本的には寄付で運営している現状、正直キツいとのこと吐露。
【編集後記】
いじめの問題は私が子供の頃からある大問題で、基本的には何も変わっていません。いじめを訴えても学校は対応してくれず、耐えきれなくなった子供が自殺、その対応の悪さに世間が騒ぎ、いじめた側がどうなったかは語られず流されてしまう。この繰り返しです。
今回、いじめ探偵が言った「子供が自殺してからでは遅いのです。」これがすごく印象に残りました。無償での運営がキツイというのも正直な気持ちなのだろうと思います。私には直接手足付は出来ませんが、こういう探偵がいるという事が世間に広まってくれればいいなと思いました。