テレビ番組等で紹介された「余り物活用レシピ」です。
家で料理をやっていれば必ず余り物が出てきますよね?全部使い切るのは中々難しくて冷蔵庫に入れてあったけど腐らせてしまったという経験あると思います。
使い切れずに困るとよく言われている野菜が白菜・大根・しょうがです。白菜は鍋の季節にはよく食べる食材ですが、なにせ1個がデカイ!大家族ならともかく食べきれずに余らせてしまう家庭がほとんどでしょう。
そんな余り物が大変身!白菜がポタージュスープに!大根が美味しいスイーツに!その食材からは想像出来ない物に生まれ変わるレシピです。
- 白菜ポタージュズープの 作り方・レシピ
- 冷ご飯で簡単にホワイトソースを作る方法
- 余った大根が美味しいスイーツに大変身!
- 黒くなったバナナでレアチーズケーキを作る方法
- 余ったしょうがで牛乳プリンを作る方法
白菜ポタージュズープの 作り方・レシピ
料理の時、余りがちな野菜はなんですか?という質問の第1位は「白菜」鍋の材料としてよく使われる野菜の白菜、大きいのに安くて嬉しいのですが、1個買っても食べきれずに余らせてしまう事も多い食材ですね。
そんな時に便利な活用レシピ!余った白菜から美味しいポタージュスープが作れます。
【白菜ポタージュスープの作り方】
1.白菜(1/8個)を細かく切ります
2.切った白菜、牛乳(200ml)、コンソメ1個を鍋に入れて煮ます
3.8分程似たら、火を止めて粗熱をとります
4.粗熱がとれたら、ミキサーで滑らかにします
5.もう一度鍋に戻して加熱、味噌(小さじ1)を溶かします
6.塩・コショウで味ととのえます
7.最後にバター(15g)を入れて全体になじませたら完成です
白菜は旨味・甘みなどが意外に強い野菜でグルタミン酸を多く含んでいます。それがポタージュの旨みになるそうです。
粗熱をとったり、ミキサーにかけたりと、ちょっと手間はかかりますが余った白菜どうしよう・・と、お悩みになった時に是非試して下さい。
この方法は「世界一受けたい授業」で渋川祥子先生が紹介しました。
ちなみに白菜を長持ちさせる方法というのもあります。その方法も活用すれば白菜を腐らせてしまう事も減ると思います。
冷ご飯で簡単にホワイトソースを作る方法
余ったご飯は冷凍保存という方法もありますが、冷やご飯の活用法は限られてくると思います⇒炒飯にするor雑炊にするorお茶漬けにする等、どれもが「ご飯物」として食べきる方法ですね。
そんな冷ご飯で「ホワイトソース」が簡単に作れたら、料理のバリエーションがかなり増えませんか?
ホワイトソースは作り方がとても面倒で失敗も多い料理の1つ。バターを溶かす時に火加減を間違えれば焦げてしまうし、牛乳をたくさん入れてしまうと小麦粉がダマになってしまいます。
この面倒なホワイトソース作りが、冷やごはんを使うととても簡単になります。必要なのは、ご飯と牛乳だけ!バターも要らないのです。
【冷やごはんを使ったホワイトソースの作り方】
1.鍋に冷やご飯200gと牛乳400ccを入れて煮立たせます。
冷やごはんと牛乳の割合は、冷やご飯1:牛乳2の割合、冷やごはんお茶碗1杯でグラタン2皿分のホワイトソースが作れます。
2.ご飯がしっとりしてきたら火を止め、粗熱をとります。
3.ミキサーに入れ、ご飯の粒が無くなるまで磨り潰します。
ミキサーから出し、塩・コショウなどで味を整えればホワイトソースの完成です。粗熱をとるのに少々時間がかかりますが、調理時間は5分程度!早くて簡単に出来上がりです。
なぜバターも小麦粉も使わずにホワイトソースが出来るのでしょう?
ホワイトソースにバターを入れるのはコクを出す為で冷やごはんに含まれている“でんぷん”でコクは十分に出てくるそうです。
ホワイトソースが短時間で出来ることでグラタン、カニクリームコロッケ、ドリアなど色々な料理が短時間で作る事が可能に!
さらに、このホワイトソースを使ってドーナツも作れます。ホワイトソースにホットケーキミックスを使ってドーナツの型をとって揚げればドーナツに、ポン・デ・リングのような形を作れば、モチモチ食感もそっくりなドーナツが出来ます。
この方法は「あのニュースで得する人損する人」で武田真由美先生が紹介しました。
余ったご飯は冷凍保存という方法が定番ですが、冷凍保存する場合は炊き立てをすぐにラップに包むのが美味しく保存するコツです。⇒冷凍ご飯 美味しく保存する3つのポイント
余った大根が美味しいスイーツに大変身!
料理の時、余りがちな野菜はなんですか?という質問の第2位は「大根」第1位の白菜と同様に大きさの割に安いというのが特長の野菜ですね。おでん等の煮物にすれば使い切れると思いますが、大根おろしで薬味として使うだけなら余ってしまいますね。
そんな大根から美味しいスイーツが出来るという、まさか!?のレシピ、その作り方は・・
【大根+きな粉スイーツの作り方】
1.ボウルに砂糖(大さじ6)ときな粉(大さじ5)を入れよく混ぜます
2.大根(約100g)を7~8mm角に切ります
3.キッチンペーパーで切った大根の表面の水分を軽くふきとります
4.大根をボウルに入れ、ボウルを振って混ぜ合わせせます
5.全体にきな粉が付いたら約5分待ちます
6.5分程すると大根の表面が湿ってくるので、ボウルを振りきな粉を重ねます
7.6の工程を5回程繰り返したら完成です
作る時のポイントは、きな粉と混ぜる時に箸などを使わずボウルを振ること。そして、出来上がってもしばらくすると大根の水分でベチャベチャになってしまうので、出来上がったらすぐに食べることが美味しく食べるポイントです。
味のイメージは、大根の味が強くて美味しくないように思えますが、食べてみると意外や意外! 大根らしさは全くなくなります。
きな粉の甘さに大根の食感、新食感のスイーツが出来上がり!ただ・・すぐ食べないとベチャベチャになり、作り置き出来ないのが難点です。作るタイミングをよく考えて活用して下さい。
この方法は「世界一受けたい授業」で渋川祥子先生が紹介しました。
黒くなったバナナでレアチーズケーキを作る方法
バナナは日数が経てば皮に黒い斑点がつき黒ずんできます。黒くなる=熟してきたサインなのですが、変色してきたバナナが苦手で食べるのを敬遠してしまうという人もいると思います。
そんなバナナが本格的なレアチーズケーキに大変身!?このレシピの最大のポイントは黒く変色してきたバナナじゃないとダメという点、熟しすぎて黒くなったバナナで美味しいレアチーズケーキが作れます。
【黒くなったバナナでレアチーズケーキの作り方】
1.黒く変色してきているバナナ1本の皮を剥きます。
2.耐熱ボウルにバナナを入れ、500wの電子レンジで2分30秒加熱します。
3.加熱したバナナ(1本)、牛乳(100ml)、クリームチーズ(100g)、レモン汁(大さじ1)をミキサーに30秒かけます。
4.適当な容器に移し替えて冷蔵庫で2時間冷やします。
2時間後、冷蔵庫から取り出せば完成!お店のような本格的なレアチーズケーキが出来上がります。
なぜ黒く変色したバナナで本格的チーズケーキが出来るのでしょうか?
その理由はバナナに含まれているペクチンにあります。ペクチンはカルシウムと結合するとゼリー状に固まる性質を持っています。
実は、バナナのペクチンの量はバナナの熟度によって増えていくので、未熟なバナナよりも熟したバナナのほうが含まれているペクチンが多くなります。
ゼラチンを使わずに固めるには大量なペクチンが必要なので最もペクチンを含んでいる黒い斑点が全体に広がる変色し始めのバナナが最適なのです。
さらに、そのバナナを電子レンジで加熱したことでバナナが柔らかくなり、より多くのペクチンが溶けだし、しっとり滑らかに固まったというわけです。
今度バナナを購入する時は、このレシピの材料も買っておいて、最後はレアチーズケーキにして食べるという方法も良いと思います。お試し下さい。
この方法は「あのニュースで得する人損する人」で紹介され坂上忍さんが大絶賛したレシピです。
余ったしょうがで牛乳プリンを作る方法
料理の時、余りがちな野菜はなんですか?という質問の第3位は「しょうが」 そうめん等の「薬味」や「豚のしょうが焼き」に使いますね。生姜が必要な料理はそんなに多くないですし、使う量も少なめ、どうしても余りがちなりますね。
そんな生姜の絞り汁を使って牛乳プリンを作るというレシピです。しかも通常ならプリンを作る時に必要な寒天もゼリーも使いません。
【しょうがを使った牛乳プリンの作り方】
1.しょうがを皮ごとすります。
2.すったしょうがをキッチンペーパーで包みしょうが汁を作ります。
3.しょうが汁(小さじ2)を器に入れます。
4.牛乳(180ml)、練乳(大さじ3)をよくかき混ぜながら温めます。
5.約70℃まで温めたら火を止めます。
6.温めた牛乳をしょうが汁の入った器に勢いよく流し入れます。
7.この時、絶対にかき混ぜない事がポイント
8.10~15分置いた後、冷蔵庫で1時間冷やしたら完成!
使った材料は、牛乳、練乳、しょうがの3つだけ!寒天やゼラチンを使わなくても牛乳が固まりプリンが出来上がります。
なぜ牛乳が固まったのかというと、しょうがの中に含まれる酵素がその働きをしています。酵素が牛乳のたんぱく質を適当な状態に分解し結び付きドロドロの状態になります。
酵素はしょうがの皮の周囲にたくさん含まれているので、しょうがの皮を厚く剝いてしまうと固まりにくくなるので注意して下さい。
この牛乳プリンは、ゼラチン等を使った場合よりも柔らかめで固まりますが、なんといってもしょうがだけで固まるというのは画期的です。
この方法は「世界一受けたい授業」で渋川祥子先生が紹介しました。
【編集後記】
余った野菜の活用法、冷ご飯の活用法など5つの方法を記事にしました。野菜などの食材にしても料理に使う調味料にしても必ず余ってしまうものがありますね。今回紹介した活用法は覚えておけばどこかで役に立つはずです。